みなさんいかがお過ごしでしょうか。
本記事はHOTEL THE MITSUI KYOTOの宿泊記、レビューです。2020年11月、二条城に隣接する形でオープンした「HOTEL THE MITSUI KYOTO」。たまたまご縁があり、今回はこちらのホテルにお邪魔させていただくことに。
また当サイト、「僕らの暮らし」では「暮らしを整えるアイデア」をモットーに、ちょっと暮らしを素敵にしてくれるモノ、多くの人に知って欲しい日々の生活で役に立つコトなど、暮らしを整える「良いデザイン」のもの・ことについてご紹介しています。

- HOTEL THE MITSUI KYOTOについて知りたい人
- 京都旅行のホテルを探している人
- HOTEL THE MITSUI KYOTOで写真を綺麗に撮りたい人
2020年11月オープンのHOTEL THE MITSUI KYOTOへ。
2020年11月にオープンしたばかりの「HOTEL THE MITSUI KYOTO」、今回はこちらのホテルにお邪魔させていただくことに。

京都の中心部に位置する「HOTEL THE MITSUI KYOTO」は、二条城に隣接しており、三井家の重臣である北家が250年以上にわたって維持してきた京都の屋敷跡地にある。その静けさと歴史はそれぞれの客室に反映され、ラグジュアリーでありながらも落ち着きを感じられる空間に。伝統的な日本の茶室を現代風にアレンジした161室の客室は、厳選された自然素材を職人技で昇華させている。
ホテルのブランドコンセプトとして掲げられている「継承と新生」。
過去から引き継がれるべき伝統、新たに生み出された価値が互いに絡み合うことによって表現される「HOTEL THE MITSUI KYOTO」としての真価が随所に垣間見える素晴らしい空間を楽しむことができる。
「継承と新生」をテーマに香港の建築家アンドレフーが内装のデザインを監修。
入り口に大きく構える梶井宮門をくぐり抜け、ホテルに足を踏み入れたその瞬間、まるで別世界に来たかのような印象を受ける。
ホテルに入ってすぐ、大きなガラス越しに庭園を一望できるロビーが私たちを出迎えてくれる。
皆さんは下のロビーの写真をみて何を感じるだろうか。

私は「細部に至るまで、本当にホテルのコンセプト『継承と新生』が体現されている。」と直感的に感じた。
なんと、このロビーのインテリアデザインは香港のインテリアデザイナー Andre Fu (アンドレフー)が携わっている。(建築好き・インテリア好きな人間としては非常にテンションが上がる事実であることは間違いない。。。)


天板には大理石を採用し深い茶色の木をあしらうことでシックな印象を持たせたテーブルやソファ、和紙のような質感を感じさせる照明など、ロビーに存在する全てのものが互いに影響しあい、より良い空間を演出している。
少しオリエンタルな要素を混ぜながらも西洋の洗練された空間であり、いわゆる「和モダン」や「ジャパンディ」と形容されるような日本を感じさせる空気を残している。

深澤直人のTakoを彷彿とさせるようなチェアやテーブルの質感やフロアに敷かれたカーペットの色味、素材。大きなガラス窓から差し込む柔らかい陽の光がそれらをさらにラグジュアリーな落ち着きのあるものへと仕立て上げる。

不思議な形状をした石のインテリア、暖かい光でロビーを照らす照明。
ミニマルでありながら細部に至るまでこだわりの感じられるデザイン、造形美には思わず時間を忘れて見惚れてしまう。

宿泊の手続きを進めていると、ホテルからお茶と軽い和菓子のサービスが提供される。庭を眺めながら暖かいお茶を飲む。これだけでも最高の体験。
伏見稲荷の千本鳥居を彷彿とさせるHOTEL THE MITSUI KYOTOの廊下の演出
ロビーを通りすぎ、館内レストラン「FORNI」に向かう道中にとても特徴て的な廊下がある。
実は「HOTEL THE MITSUI KYOTO」の中で、私が特に気に入ってしまったのが、この廊下である。(ここも先ほどにも登場したアンドレフーがデザインを担当している。)

伏見稲荷大社の千本鳥居は日本人の誰もが知る歴史的遺産であるが、これを「継承」し、アンドレフーの手によってモダンラグジュアリーに「新生」がなされた。
大理石のフロア、鳥居の隙間から差し込む太陽の光と暖かい照明の光の調和がここを通らんとする人間を優しく包み込む。それでいて荘厳な空気を漂わせ、思わず自然と背筋が伸び、ゆっくりと一歩一歩踏みしめて歩かなければならないような気持ちにもなる。

上の写真は日が落ちた後のライトアップの様子。奥に見えるのがレストラン&バーのエントランス部分である。昼の廊下とはまた違う良さがある。
【余談】本記事で用いた写真は全て私が撮影しました
本記事では多数の写真と共にHOTEL THE MITSUI KYOTOの内部の様子をレビューしました。ここに使った写真は全て私が撮影したものになります。(アンドレフー氏のポートレートは流石に違いますが)
実はこれらの写真はSony a7iii(ボディ)とTAMRON 28-200(レンズ)のみで撮影しました。素晴らしい写真が撮れるこの機材たちもぜひチェックしてみてください。
HOTEL THE MITSUI KYOTOの客室・レストラン・庭園については別の記事で。
いかがでしたでしょうか。
「HOTEL THE MITSUI KYOTO」、日本の中でも最高峰のクラスのホテルです。和モダン、ジャパンディな雰囲気が好きな私にとっては本当に居心地が良かったです。
本記事ではエントランス、ロビー、そして廊下といった共用部分にフォーカスして執筆しました。
本当は客室やレストラン、庭園なども本記事に納めるつもりだったのですが、かなり長くなってしまいそうなので、また別の記事で詳しく見ていくことにします。

この記事だけを読んで、そっちの記事を読まないなんて勿体無いことはしないようにご注意くださいね。(ホテルの宿泊レビューであるからにはむしろ客室についての記事がメインだと思うので、ぜひご一緒にご覧ください。)